2020年01月03日
その日
実家の裏の河原は、まさに天国だった
新幹線が通る予定の大きな線路は、懐かしい景色を分断し
川はすっかり水が枯れている
水の流れていた跡には、通称バカと呼んでいる草が、群生していて
隙間から昇る元旦の太陽を浴び、一面、黄金色に輝いていた
バカにあたると、細くてとんがった種が、服に沢山つく
昨日、6歳の甥っ子が、バカがついてるとバカになるよ、と一生懸命取ってくれた
そんなことを、頭の片隅で気にしながら
目の前の輝きにみとれていた
私は、ゴールドとプラチナの世界に挟まれて、あんまりきれいで途方にくれていた
刻々と
輝きは広がっていき
体は
芯から冷え
…あれ
トイレにいきたい
母親に、「初日の出、もうでとるよ」と起こしてもらって慌てて外に出たから、トイレいけてない
きづいたら途端にいきたくなってきたけど、ここにまだいたい!
とかいってたら、もれそうになって、本気でギリギリだった
危なかったー。。。笑
(生まれて初めてくらいのまじギリギリだった)
こうしてブログに書けるからいいけど、これ、間に合ってなかったら、違う意味の2020年が始まるところだったわー
感動するのも大変だなあ
でもさ
後から写真で再現しようとしても、私が感じたトキメキをなかなか越えていかない
毎日は、嘘みたいにすごいスピードで過ぎていく
昨日の私と、今日の私が、同じものをみて、同じように感じるとは限らない
今出会ったら、今感じるしかない
だから、感じたいと思うのだ
もれてもいい
なんつって
私そのうちほんとにもらすんじゃないかー!
怖いわー。。。
恐れは手放そう、とみなさんしきりに言うけれど、ことによりますねー
という訳で
今年もよろしくお願いします