2019年12月12日

よく通るけど、一度も寄ったことない公園

赤い色に惹かれ、ふらふらと寄り道した

今、この瞬間を楽しむということに、胸が震える

嬉しくて写真を撮りまくってたら、カラスが20羽くらい一本の木に集まっていて

カラスの木みたいになってて笑った

カラスはめちゃくちゃおしゃべりだから、かーとかへーとかギャっとか言って、すごい盛り上がっている

なーにしゃべってんだろうなあ

座禅に通っている

座ったあとみんなでお茶をいただいて帰るんだけど、今日は、お友達の88才のおばあちゃんから思わぬお話を聞けた

大分から福岡に嫁いできたおばあちゃんには、地元に婚約者がいたそうだ

本当に好きで、結婚することを疑いもしていなかった

でも結局、事情があって、お二人は結婚することが出来なかった

おばあちゃんは、一度、里帰りした時に彼に会いに行ったという

雪の降る寒い日

おばあちゃんは下駄を履いていて、きれいな足を見せたかったけど、寒さで赤くなって恥ずかしかった

しかも、鼻緒が切れてしまったところ、彼は、持っていたハンカチを裂いて、鼻緒を直してくれた

「今なら戻ってきてもいいよ」

彼はそういったけど、おばあちゃんは戻らなかったという

主人はほんとにひどいもんでね、結婚失敗したわ

と、おばあちゃんは笑っていたけど

そのご主人がご病気になり、それから亡くなったあとも、足掛け13年、病気平癒とご供養のために、白装束でお寺に通い続けた、という話を以前聞いた

美しい思い出を語られるその語り口は、とても軽やかで、全く後悔されてないようにうかがえた

ご自分の人生を否定することなく、だからこそ、好きだった方への今も残る想いを、幸せに生きてきた時間にくるんで、本当に宝物として、その胸に宿していける

そう勝手に思った

何年か経った時、おばあちゃんのお母さんが、二人を引き離したことを謝ったそうだ

おばあちゃんは泣いた

許し許され、人は生きていく

そして私は、自分で選ぶことの出来る幸せを噛みしめる

私たちは、好きなことを選ぶことが出来る‼️

叫びたいくらい心がいっぱいになった

こんな話し、お金払ってもきけないよ!

おばあちゃんのポテンシャル、半端なし!!!

今、ブログを書きながらカフェでコーヒーを飲んでいる

目の前に、「なんていいんだ、ぼくのせかい」という本が置いてあった