2019年07月01日
妹のひょうきん長男が、田んぼに向かって謎のダンスをしていた笑
このフォルムがたまらん
5歳児最高説
このダンスから、私は確信した
絶妙なさじ加減で、世界とつながっている後ろ姿だ
ずっと、何かを探している
そんな気分でいる人って、多いのかもしれない
今日、雨の仕事帰り
何故か浮かんだ「君をのせて」を、けっこうキレイな声やわーとか思いながら、誰もいない道で鼻歌していた
車量の多い幹線道路
オレンジの、注意を引く街頭が明るすぎるので、その周りの夜が際立つ
その夜の向こうに、夕闇に落ちる直前の雲の隙間から、光のラインが漏れていて
まるで、明け方の地平線のようにみえた
あの地平線かがやくのは
どこかに君をかくしているから
たくさんの灯がなつかしいのは
あのどれかひとつに
君がいるから
ここまで歌った時に、誰かや何かを探していること、探しに行きたいと思っていることを、思い出した
不思議な感覚だった
ずっと思っていた
どっかに行かなくちゃ
ここではない、ここではない、と感じながら
それを、夢みがちな自分の妄想と、自分で自分をクスクス笑っていた
さあ出かけよう
ひときれのパン、ナイフ、ランプ、カバンに
つめこんで
ひときれのパンと、ナイフ、ランプしかいらない
出かけるのに、大層な荷物はいらない
出かけるよ、という、気負いもいらない
前準備の心配、天気の心配、今後の見通し
全部いらない
ふらっと、そこにあるカバンをひとつ抱えて、空を見上げて
父さんが残した熱い思い
母さんがくれたあの眼差し
地球はまわる 君をかくして
輝く瞳 きらめく灯
地球はまわる 君をのせて
いつかきっと出会う 僕らをのせて
切なくて、ワクワクした
うちに帰って、ご飯を食べていると、「君の名は。」がテレビで始まった
視聴予約していたのを、すっかり忘れていた
忘れてしまった
けど、大事なことがある
それだけは心が覚えていて、頭では理解出来ないことで、心が震えて涙が出て
いてもたってもいられなくなる
探している
いつも探している
それは、出会えばわかる
自分の心が知っている
自分にしかわからない
自分にしかわからないのだ
そして、全てを思い出す
あなたは何を思い出す?
それは、あなたにしかわからない