2019年06月04日
菩提樹が、もうすぐ満開だ
筥崎宮のご近所のお寺のお庭に立派な木があり、毎年この時期、見学の方々で静かな賑わいを見せるようだ
私は、この辺りに住んで10年近くなるけれど、去年初めて知った
見頃は短い
そんなに派手な花ではないけど、何となく、長い長い年月を想う花
その下に立つと、放つ匂いが、悠久の時を感じさせる花
自分はいつからここにいるんだろう、と、自分の中に戻っていくような花
白い陽光
優しい眩しさ
菩提樹の匂いは、本堂から香る線香の匂いと相性がいい
出会うことは、今の自分を知るツールになる
それは、自分でもよく掴めていない自分を見つける瞬間を内包して現れる
未来の現れかもしれない
意識に上がってくることで、その自分がこれからの自分を作るようになり、それが未来になっていくのだ
今日、ひとつの出会いがあった
私はここ数ヶ月、ずっと答えを欲していた
これでいいの?
今の自分でいいの?
今自分が感じていることは、本当の自分なの?
朝起きると、よくみるブログの中に、あなたは大丈夫、と書かれていた
それから、人に惑わされず、自分にベクトルを向けて、とメッセージを頂いた
そして、よく頑張ったね、自分を信じて大丈夫、という優しい声を、予想してなかったところから贈られた
もしかしたら、ずっと、大丈夫だよ、と言われていたのかもしれない
あなたでいいんだよ、とその言葉が欲しかったけど、貰えないと感じていたから、貰えていなかった
自分自身が、貰っていい、と思うことが出来たから、今日、貰えたのかもしれない
自己受容とは、なんて果てし無い
菩提樹の下に立つ自分が、今在る、自分
白い陽光に満たされている自分が、今の自分
それは、幸せな風景だった