2019年04月09日
次回ライブで読む予定の、原爆を題材にした峠三吉の詩を読んでいた
とてつもない現実
自分を辿った先にある、この世界の両極の極
焦げるような感情
カフェの窓から、どこから来たのか、桜の花びらが風に舞うのが見える
3歳くらいの子が、小さな小さな自転車で、信号を誇らしげに渡っていく
マダムスノウさんのブログで、映像がアップされていた
握りしめた手を開いたら、その手の中で
桜は咲き、桜は散り
その花びらが、みなもを半面、薄桃色に染めあげ
揺らめきに光は生まれ
私も揺らめき、目から光が流れた
胸が詰まるほどの美しい世界を、見せてあげたい
あなたの命で、この美しい世界が生まれた
どこをみても
子供が笑い、その後ろで、おばあちゃんが笑っている
この幸せを、どうしたら伝えられるだろうか
魂は生まれ変わるという
それを、信じたい
あの戦争で忽然と亡くなったあなたが、また生まれ変わって、こんな景色を眺め、こんな幸せを感じていられてると、信じたい
あの、お父さんと手を繋いでアイスを食べている子が、あなただったらいい
ここで、マダムスノウさんのブログをみることが出来た私の目が、あなたの目だったらいい