2018年11月08日

秋の空
すすきはこれから穂が開き、益々輝きを増す
一面ふわふわのすすき野原に、午後の陽が燦々と降り注ぐ様を、一度だけみたことがある
光が光を反射して、光が風に揺れた
まるで、光から沢山の光が生えて群生している、みたいな光景だった
それは、天国だよね
天国って、意外と近場にあるんだなあと思った記憶がある
私の仕事は、笑顔を作り出すことだ
ずっと、馴染めなかった
自分が、きつい時も辛い時も、納得いかない時も、いつもいつも、笑っていなければならなかったからだ
仕事を楽しめと言われた
楽しむ?
楽しめる訳がない
自分がどうやって笑ったらいいのか、それすらわからないのに
自分ばっかりつらい
誰もわかってくれない
バカみたい
そんな時も、正直あった
仕事たがら、仕事スイッチを押して、ようやく、私はそこに立つことが出来た
笑えない自分と、それでも目の前の人を喜ばせなければいけない責任に、心が引き裂かれるような気持ちになることもあった
ごめんなさい、いつもそう思っていたような気がする
でも、違ったかもしれない、と今は思っている
私は、笑顔を学ばせて貰ったのだ
笑いかけたら笑ってくれるということを
笑って欲しい時は、自分から笑いかけるということを
私は、笑顔がみたいということを
笑顔って、何?ということを
それは、色んな感情を含み、それでもそんなことどっちでもいい、ものともしないパワーがある
嘘はばれてしまう
つくり笑顔は、自分がよくわかっているから、自分がもたない
他人はごまかせても、自分はごまかせないから
笑顔の本当の価値は、笑って欲しい、笑った顔がみたい、そう思える自分の心
きっと、これからも、イライラしたり笑えないわ、と思うことがあるだろう
でも、私は気づくことが出来た
だから、大丈夫
そこに戻ればいいから
ありがとう
私は、自分に裏切られた時も、自分を裏切った時も、その結果いぼGに悩んだ時も、病気になったことも、幸せだったんだと思える
沢山の人に出会い、笑顔に出会った
過去が変わった
過去って、こんなに何気なく、変わるんだな
不思議な気分だ